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KATMOTO DOT 4ブレーキ・クラッチフルード1L容器の表面と裏面

DOT 4のドライ・ウェット沸点:輸入業者のためのブレーキフルードデータ比較ガイド

公開日:2026年10月26日

まず押さえる結論

ドライ値はドライ値と、ウェット値はウェット値と比較し、試験方法と対象製品の資料を確認します。FMVSS 116がDOT 4に定めるERBPとウェットERBPの下限は、それぞれ230°Cと155°Cです。これは供給元のロット実測値ではありません。[1] 車両要件を明確にしたうえで、見積書の数値が何を示すのか確認してください。

沸点が一つだけの見積書では判断できない

ある見積書には「高沸点」と温度が一つ。別の供給元は温度を二つ示していますが、代表値なのか保証限界なのか不明です。どちらが優れた提案でしょうか。この段階では、どちらにも比較に必要な情報が足りません。

これはDOT 3、DOT 4、DOT 5.1の選択とは別の問題です。必要な区分がDOT 4と決まった後は、表計算の最大値を選ぶのではなく、特定製品の裏付けを比べます。意味の明記されていない結果は、確認待ちの欄に残しておきましょう。

製品コード、資料の版、ドライ値、ウェット値、試験方法、値の位置付けを別々に記録してください。供給元の原文も、自社の解釈と並べて保存します。調達担当と技術担当が、数字の意味を変えずに同じ提案を検討しやすくなります。

ドライERBPとウェットERBPが示す条件

ERBPは平衡還流沸点です。ドライ値は規定の湿潤処理前、ウェット値は管理された吸湿処理後の結果を指します。開封した容器をもう一度測った値という意味ではありません。FMVSS 116ではS6.1とS6.2に別々の手順が示されています。[1]

二つは異なる試験条件の結果であり、置き換えられる表示ではありません。ウェット試験値を車両での使用月数に換算したり、ドライ値との差から交換周期を計算したりしないでください。調達用の比較から、個々の車両の整備状況までは分かりません。

下表は米国規格のDOT 4沸点下限二項目だけを示します。完全な適合チェックリストでも、KATMOTOの生産実測値でもありません。ほかの仕向地や車両用途には、それぞれの要件確認が必要です。[1]

DOT 4の沸点参考値:FMVSS 116 S5.1.1–S5.1.2 [1]
比較項目本規格の下限調達上の意味
ERBP(ドライ)230°C / 446°F識別されたドライ値と比較。ウェット値とは比較しない。
ウェットERBP155°C / 311°F規定の湿潤処理後の結果と比較。
表の対象範囲沸点要件二項目のみ完全適合、車両承認、ロット出荷判定の証明ではない。

二社のデータを比較できる状態にする

「試験済み」だけでなく、試験方法の名称と版を求めてください。一方がISO 4925、もう一方がFMVSS 116を引用しているなら、技術窓口に主張の根拠と報告書を確認します。単位が同じでも、試験と報告の扱いが同等とは限りません。

次に製品の同一性をたどります。見積書、TDS、試料ラベル、報告書は同じ製品を指す必要があり、異なる名称なら関係を文書で説明してもらいます。名称不明の開発試料の結果を、似た商品名の全製品の裏付けに転用すべきではありません。

結果が合意した受入限界に近い場合は、測定不確かさと契約上の判定ルールの扱いを先に決めます。発注や再試験の前に整理してください。納品後に拒否基準を作ったり、丸めた数値の一度差まで有意な製品差と見なしたりしないことが大切です。

代表値、ロット実測値、購入限界は別の約束

TDSは製品の説明、ロット報告書は対象試料とロットの測定結果、購入規格は売買双方が合意する受入条件を示します。これらは補い合えますが、名称を置き換えるだけで代用できるものではありません。

資料に「代表値」とあるなら、カタログの注記や社内比較にもその限定を残します。見積もりに最低要求が必要なら、供給元に明確な確認を求め、適合の判定方法も定めてください。営業用の表で、相手が提示していない保証を作るべきではありません。

KATMOTOのDOT 4製品ページは物性表を目標代表値とし、最終生産データは正式TDSと試験報告書によるとしています。製品の特定と資料請求の出発点に使い、ロット証明や正式OEM承認の代わりにしないでください。[3]

沸点が高くても車両適合は決まらない

出発点は車両規格です。例えばVolvoの2019年型V60向け公開資料には、指定ブレーキフルードの要件としてISO 4925 Class 6が含まれます。[2] この車種固有の例は、DOT 4という名称だけでは全乗用車に適用を割り当てられないことを示します。当該VolvoへのKATMOTOの適合を示すものではありません。

低粘度クラスやOEM規格の指定を含め、用途の全要件を技術担当に確認してもらいます。沸点について肯定的な回答があっても、ほかの確認は残ります。また、別区分と混和できるという説明は、整備時の指定油を変更してよいという意味ではありません。

裏付けがそろうまでは、カタログ表現を限定しましょう。根拠のない全車種適合より、「評価対象のDOT 4製品」という位置付けが有用です。本稿は選定と調達のガイドです。車両診断、交換作業、交換周期は、該当メーカーの資料と適切な整備事業者に従ってください。

輸入注文の承認前に求めるもの

対象車両、仕向地、技術的根拠、取引条件を分けた一枚のRFQを送ります。提供可能な資料と未解決事項を供給元に明記してもらってください。無関係な複数のパンフレットをつないだ断定文より、未回答の欄のほうが処理しやすいものです。

試料評価では、採取者、封印と識別、試験所、試験で解決する問いを合意します。承認試料の同一性を、提案された量産製品に結び付けておきます。一律の採取ルールを作り上げたり、一度の試験で将来の全ロットが承認されたと考えたりする必要はありません。

入荷時は製品とロット識別を、承認済み注文書と資料に照合します。封印破損、読めないコード、名称不一致は記録し、該当在庫を販売可能在庫に入れる前に確認へ回します。写真や請求書の日付から保存期間を推測せず、製品の保管指示を求めてください。

下表は調達管理の提案であり、KATMOTOが各資料を自動的に提供すると約束するものではありません。包装、MOQ、納期、試験手配は実際の見積もりで確認する事項です。

特定DOT 4製品のRFQ・入荷確認表
依頼・確認事項保存する証拠解決する問い
製品の同一性コード、ラベル、TDSの版見積書と報告書は同じ製品か。
ドライ・ウェット値結果、単位、方法、値の位置付け代表値、試料実測値、合意限界のどれか。
用途確認車両規格と裏付け資料追加クラスやOEM要件はあるか。
注文の受入条件書面の限界と判定手順再試験や異議の結果をどう扱うか。
入荷品ロット、封印、資料との照合隔離して確認すべき不一致はあるか。
取引条件確認済み包装、MOQ、納期今回の見積もりに何が含まれるか。

見積もりから承認までの進め方

  1. 調達する理由を定義する:仕向地、対象車両の要件、評価する製品を列記し、欲しい沸点の宣伝文句から始めない。
  2. 最新TDSと報告書を集め、ドライ・ウェット値を別欄に整理する。方法、試料の識別、版の違いで不明な点を残す。
  3. 担当技術窓口に用途と証拠の不足を解消してもらう。購入限界、採取、試験費用、紛争処理を注文前に書面で決める。
  4. 文書で確定した製品と条件だけを承認する。入荷時の同一性と記録を照合し、証拠を保存して、不一致ごとに判断する。

輸入業者からよくある質問

ドライ沸点とウェット沸点はどちらが重要ですか。

互いに代用できません。異なる条件の結果として両方を比較に残し、要求規格に照らして評価します。一つの宣伝値だけで順位を付けないでください。

ウェット沸点から交換時期が分かりますか。

分かりません。管理された実験室条件の値を、共通の交換周期に換算しないでください。実車と市場に該当する整備情報を確認します。購入ガイドで特定車両内の液の状態を判断することはできません。

TDS代表値を最低保証値として掲載できますか。

明確な裏付け合意なしには行わないでください。限定を保持し、現行資料を取得し、供給元が提示する下限を定義してもらいます。営業表現が証拠を超える約束にならないようにします。

高いドライ値だけでOEM承認と表示できますか。

できません。沸点結果は承認の証明ではありません。具体的な承認表示の裏付けを求め、一般性能表現や用途推奨と分けて管理してください。

試験方法名が違っても同一と扱えますか。

自動的には扱えません。正確な方法、版、報告の基準を求め、技術窓口に比較可能性を説明してもらいます。その比較で発注を決めるなら、受入限界の合意前に解決してください。

KATMOTOへ最初に何を送ればよいですか。

仕向地、必要な車両規格、希望包装、予定数量、評価に必要なデータや資料を送ってください。在庫や取引条件を前提にせず、対象製品の見積もりと現行の裏付け資料を求めます。

見積もりを選ぶ前に根拠を比較する

KATMOTO DOT 4製品をご確認ください。取扱区分が未定なら、区分比較ガイドが役立ちます。調達相談には用途一覧と承認に必要な資料項目を添えてください。製品情報は評価の出発点であり、すべての車両への一律推奨ではありません。

出典・参考資料

  1. U.S. eCFR — 49 CFR571.116, Motor Vehicle Brake Fluids; S5.1.1–S5.1.2 and S6.1–S6.2 (Current display through22 October2026; accessed26 October2026), U.S. eCFR — 49 CFR571.116, Motor Vehicle Brake Fluids; S5.1.1–S5.1.2 and S6.1–S6.2
  2. Volvo Cars — V60 2019: Brake Fluid Specifications (Updated19 March2020; accessed26 October2026), Volvo Cars — V60 2019: Brake Fluid Specifications
  3. KATMOTO — Brake Fluid DOT4: Product Information and Application Notice (Accessed26 October2026), KATMOTO — Brake Fluid DOT4: Product Information and Application Notice

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